・作品「おかしな二人」について
現役ミステリ作家の最新書下ろし音楽アルバム。ミステリ作家ならではの謎と物語性のある楽曲が並んでおり、そのどれもアルバムタイトルそのまま、恋愛関係にある男女の隠された一面が描かれている。
序章のナレーション以後、曲中に挿入されるSEまですべてが伏線となっており、終章である男女の行方が暗示されている。音楽アルバムとしてだけでなくミステリの連作短編としても楽しめる一枚。
ブックレットには書下ろしの掌編小説が折り込まれており、ここでもまた別の「おかしな二人」が描かれている。
・大津光央プロフィール
ミュージシャン兼小説家。ソロユニット「マロニエ堂」主催者。
2014年マロニエ堂名義のアルバム「センチメンタルがやってくる」(Mele Records )を全国発売。
ミステリ作家の顔もち、第14回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞受賞。
著書に「サブマリンによろしく」「サラブレッドを殺すのは誰?」(共に宝島社文庫)。
・収録曲
01.序章
02.恐るべき子どもたち
03.まどろみ
04.汚れちまったよ
05.いい男
06.日日是恋愛
07.カンパネルラの夢
08.おかしな二人
09.モラトリアムな日曜日
10.ニュースとクローン
11.恐るべき子どもたち
12.終章
・監督 脚本 音楽
大津光央
・編集
小谷真奈美
・装幀
清水雅斗
2021年2月24日発売
MELE-1023 ¥2000+tax